完璧主義が「行動できない人」を生む
ひとり起業家として13年間やってきた中で、私が最もよく見てきた「うまくいかないパターン」があります。
それが完璧主義です。
「準備が整ってから始めよう」「もう少し条件が揃ったら動こう」——こういう思考、あなたにも心当たりはありませんか?
私の知り合いにも、「自分でビジネスをやりたい」と相談してくる人がいます。でも話を聞くと、「まだこれができていない」「次にこの問題をクリアしないと進めない」と、いつまでも準備中のまま。2〜3年前に同じことを言っていた人が、今も同じ場所に立っているケースを、私は何度も見てきました。
完璧主義の怖いところは、「全部が整う瞬間」が永遠に来ないことです。資金が溜まったら次の問題が出てくる、台本が完成したら編集が気になる——キリがないんですよ。
実は、完璧主義というのはある意味「新しい一歩を踏み出すことへの恐れ」の言い訳でもあると、私は思っています。失敗したらどうしよう、うまくいかなかったらどうしようという不安が、完璧主義という形で現れているんです。
「6割でGO」が正しい理由
では、私が今どうしているか。答えはシンプルで、6〜7割できていたら出すというルールを自分に課しています。
この動画を見てもらえれば分かると思いますが、テロップなし、カットなし、言い間違えもそのままです。完璧主義だった頃の私なら、「こんな動画を世に出していいのか」と怖くて投稿できなかったでしょう。でも今は迷わず出せています。
なぜ6割でいいのか。それは、やってみないと分からないことが多すぎるからです。
ネットビジネスは特にそうです。どれだけリサーチして仮説を立てても、実際に出してみないと反応は分かりません。販売ページを作っても、リリースしてみないと売れるかどうかは分からない。動画も投稿してみないと、受けるネタかどうかは判断できない。
HIKAKINさんはボイスパーカッションからスタートして今のスタイルになりました。ヒカルさんはゲーム実況から始まって、今の形に進化しています。最初から「完璧なスタイル」があったわけではなく、やりながら改善して、視聴者の反応を見て、今に至っているんです。
まずやってみる → 反応を見る → 改善する
このサイクルを回すことで、初めは6割だった完成度が、6.5割、7割、8割と上がっていく。エジソンの言葉にもあるように、うまくいかない方法を1つずつ見つけていくのがテストであり、改善です。
私自身、最近は毎日動画を撮っています。ショート動画にもチャレンジしていて、1分以内に端的に伝えるのは本当に難しい。台本の言い回しが気になって考え込んでしまうこともある。でも「考えている時間がもったいない」と腹をくくって、とにかく数を出すことを優先しています。
量をこなさないと質は上がりません。動いていない状態が「普通」になると、そこから一歩踏み出すのがどんどん重くなっていくんです。
日本人は丁寧で時間を守り、仕事がきっちりしている。これは素晴らしい特性です。でもその丁寧さが、完璧主義という形で足かせになってしまうこともある。自分がそういう傾向があると自覚した上で、「いかんいかん」と意識的に動き出すことが大切です。
まとめ
完璧な条件が揃うのを待っていると、いつまでも行動できません。6〜7割の準備ができたらまず動いてみて、やりながら改善していく——これがひとり起業家として13年間で学んだ一番大切な思考法です。「準備中」で止まっているなら、今すぐ6割のまま動き出してみてください。
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