巨人・阿部監督逮捕とAIリテラシー問題|ChatGPTを鵜呑みにする危険性と子どもへのAI教育

AI活用

阿部慎之助監督の逮捕事件とAIの関係

先日、読売ジャイアンツの阿部慎之助監督が長女への暴行疑いで現行犯逮捕され、辞任会見を行いました。私もこのニュースを見て、嫁と白熱した議論を交わしたんですよね。

簡単に何が起きたかおさらいすると、自宅で18歳の長女と15歳の次女が喧嘩をしていたところ、阿部さんが仲裁に入り、長女に言い返されてカッとなって押し倒してしまったというものです。長女はケガもなかったとのことですが、その後に起きた流れがとにかく衝撃的でした。

長女がChatGPTに相談したんです。

「こういうことがあった、どうすればいい?」と問いかけたところ、ChatGPTが「児童相談所に連絡してください」とアドバイスを返したそうです。それを受けて長女が児童相談所に連絡し、そこから警察への通報につながって逮捕に至った——という流れです。

ここには複数の論点があって、まず18歳は成人なので児童相談所の管轄外であること、警察が「現行犯」として逮捕しているのに長女はケガをしていなかったこと、奥さんが同席していたのに何もしていないこと、などいろんな「?」が重なっています。何十年ものプロ野球人生を築いてきた人のキャリアが、こんな形で一瞬にして崩れ去ってしまった——会見動画を見ましたが、涙を流していて、もらい泣きしそうになりました。

ChatGPTの「肯定バイアス」とAIリテラシーの重要性

今回の件でもう一つ私が強く感じたのが、ChatGPTの「肯定バイアス」の問題です。

ChatGPTって、なんでも「素晴らしいですね」「それは正しいと思います」と肯定しがちじゃないですか。ユーザーの感情に寄り添って否定しない設計になっているんですよね。僕はそれがどうしても好きになれなくて、ChatGPTを使う時は必ず「忖度なしで、データに基づいて客観的な意見を言ってくれ」と毎回指示を入れています。そうしないと、ただのイエスマンになってしまうから。

比較するとClaudeは「それは少しズレていますよ」とはっきり言ってくれるので、ビジネスの判断に使いやすい。なぜChatGPTがああいう設計なのかというと、たぶん心に寄り添うことで依存性を高めて、課金につなげようとしているんじゃないかと僕は推測しています。

今回の阿部監督の件は、まさにその「何でも肯定するAI」を鵜呑みにした結果とも言えます。ChatGPTが言ったから、相談所に連絡する——自分自身の思考や判断を介在させずに行動してしまった。これがAIリテラシーの欠如が生んだ問題の典型例だと思います。

しかも今の時代、こういったことは誰にでも起こりうる。あなたのお子さんが何かあった時にChatGPTに相談して、そのアドバイス通りに動いたら……と想像したら、他人事ではないですよね。

まとめ

今回の阿部監督の一件は、家族の問題であると同時に、AIリテラシーの低さが招いた現代ならではの事件でもあります。ChatGPTが言ったことを全部鵜呑みにしない、使い方や問いかけ方を工夫する、そして子どもにもそのことを教えておく——これが今の時代の親として、大人として必要なことだと改めて感じました。

お子さんがいる方は特に「AIが言ったから正しい」ではなく、「AIはあくまで参考の一つ」と教えておくことが大切です。自分の足元を救われないためにも、AIとの付き合い方を今一度見直してみてください。

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