メタが8000人解雇。AIに仕事を”学習”させられる時代が来た
ドバイ在住、ひとり起業家13年目の加藤です。
2025年5月、メタ(Facebook)が従業員の約1割にあたる8000人を解雇しました。その理由は「AI開発を最優先とする戦略の推進」。さらに2026年には最大23兆円規模のAIインフラ投資を計画しているというから、もはや国家予算並みの話です。
ただ、解雇のニュースよりも僕が衝撃を受けたのが、残った社員に対する対応です。
なんと、残った社員のPCにAI学習ツールが導入されているというんですよ。社員が1日どんな作業をしているか、Excelで何を操作しているか、どんなスキルをどう使っているか——それをすべて記録して、AIに学習させているらしいんです。
これ、要するに「あなたの仕事をAIに教えるために、あなたに働いてもらっている」という状況ですよね。AIが仕事を覚えたら、次はあなた自身がいらなくなる。社員1500人が署名を集めて抗議しているのも、当然だと思います。プライバシーの侵害もそうですが、それ以前にモチベーションがぶっ壊れますよね。
AIにできることをやり続けるのは、もう「負け確」の戦略
僕はGeminiの画像生成AI「nanobanana」が出てきたとき、ベッドから飛び起きるくらい衝撃を受けました。「これはまずい」と本能的に感じた。デザイナーや経理、事務系の仕事をしている方は特に、今その現実がどんどん近づいてきています。
AIは24時間365日、文句も言わず働き続けます。人間が同じ土俵で戦っても、正直勝ち目はない。税理士の仕訳だって、ある程度はAIがこなせる時代です。
だから僕がずっと言い続けていることがあります。
「AIが得意なことを自分の仕事にしてはいけない」
ウェブ完結型の仕事、事務・経理・デザイン系の業務など、AIが置き換えやすい領域は、潔く手を引く判断が必要です。今まで積み上げてきたスキルやキャリアへのプライドは、一旦リセットしましょう。
かつて写真の現像技師という職業がありました。そのプロたちも、当時は「自分はこの仕事を続けたい」と思っていたはずです。でも需要がなくなれば、どれだけ腕がよくても商売は成り立たない。これは笑い話じゃなく、今まさに起きていることです。
「石の上にも3年」という言葉、正直もう時代に合っていないと思っています。AIの進化スピードは、3年じっと待っていられる世界じゃない。むしろ早めに損切りして、次に動く——これが今の時代に合った戦略だと感じています。
転職でも、職種の切り替えでも全然いい。僕自身、「これは分が悪いな」と感じたらポンポン切り替えていくタイプです。こだわりを捨てて動ける人が、結果的に生き残っていける。
逆に言えば、ひとり起業家にとってはチャンスでもあります。以前は10万円かかっていたデザインや経理の外注が、AIを使えば大幅にコストダウンできる。うまく活用できれば、小さな組織ほど身軽に動けます。
まとめ
メタの8000人解雇と社員へのAI学習ツール導入は、「AIへの置き換えがいよいよ本格化した」というサインです。AIができることを自分の仕事にし続けるのはリスクが高い。プライドを一旦手放して、早めに損切り・切り替えを判断することが、これからの時代を生き抜く鍵だと思います。
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